原因として圧倒的に多いのが、自律神経失調症によるものです。また、めまいを発症するものとして、精神的なもの(心因性)が多くあります。
うつ病・うつ状態・パニック障害・不安障害などでも目眩を発症することが多いですが、これらの起因となるものがストレスや自律神経の乱れによるものなのです。有名なメニエール病も、やはり同様で内耳のリンパ液が増えて発症するのです。
その他の原因として多いのが循環障害です。肺から脳へ向かう血流が左右に分かれて首を通って行くのですが、高血圧や低血圧などにより血圧に左右差が出ると、脳内の血流に乱れが生じ、めまいを発症します。
この血流を調節しているのが自律神経の一つである交感神経なのです。
つまり、自律神経の乱れで交感神経の働きが狂うと、その血流も乱れてしまう訳です。そしてめまいが起こるということです。
ふわふわした(動揺性)などは、内耳からの信号を受ける脳、特に奥の奥、脳幹と呼ばれる部分での障害の場合が多くなります。そして、この脳幹こそ自律神経を司る場所になるので、そこが乱れた場合、その影響を受けない訳がありません。
ストレスや睡眠不足、過度の疲労により自律神経が乱れ、自律神経失調症になりめまいを起しますので注意したいところですね。
では、原因がわかったところで具体的にどのようなことを注意していけばよいのでしょうか。次のページで、対処法についてお話していきます。